・ミカエル:「神に似た者」「神と同等の者」
「四大天使」、「七人の大天使」、十二人いるという「神の御前の天使」のひとり、かつそれらの筆頭格。熾天使でありながら力天使・大天使の長を兼任していると言われる。天上の七階層のうち「第四天の支配者」であり、「イスラエルの守護者」でもある。神の節理の代行者としてサタンと戦い、罰する事が主要な任務…らしい。長い金髪の美貌の騎士として描かれる事が多い。
・ガブリエル:「神の英雄」
「智天使の長」にして「第一天の支配者」、「一月の天使」「月曜日の天使」「(天体の)月の天使」「水瓶座の天使」など多くの肩書がある。「神の玉座の左側に立つ(もしくは座す)」と言われる。主要な任務は「預言」と「啓示」によって神の意向を人々に伝える事。天国から子宮に導いた魂を、九ヶ月の妊娠期間中、指導するとも言われている。柔和で慈悲深そうな面差しの女性として描かれる事が多い。
・ラファエル:「神の薬」
「四大天使」、「七人の大天使」、十二人の「神の御前の天使」に含まれ、「力天使の長」、「第二天の支配者」とも言われる。また、「太陽の天使」「日曜の天使」まどの肩書も持つ。治療者であると同時に、「若者の守護者」「旅人の守護者」でもある。陽気で快活、そして親切な気質の持ち主らしい。
・ウリエル:「神の炎」
「四大天使」、「七人の大天使」、十二人の「神の御前の天使」に数えられる。地獄を取り仕切る役目を担っており、罪人の魂を永遠の業火で焼いたり舌で吊って炎であぶるといった容赦のなさで畏怖されてもいる。また、炎の剣でエデンの園を護衛する門番とも、ソドムとゴモラを滅ぼす為に遣わされた「破滅の天使」とも言われる。厳格で潔癖な気質の持ち主と思われている。
・メタトロン
百以上の別名を持つとされる、元人間の天使。人間時代の名はエノク。アダムの六代後の子孫で、300年以上生きたとされる。「天の書記」に任じられ、天使の中では最も若く、背が一番高いらしい。
・ラジエル:「神の秘密」
ラトジエル(ラツィエル)、サラキル(サラクェル)、アクラジエル(アクラシエル)、ガリズル(ガリツォー)などの別名を持つ。「秘密の領域と至高の神秘の天使で、他の天使たちが知りえない天地の秘密の鍵を握る存在「七人の大天使」の一人と言われる。また、「座天使の長」でもある。数々の伝説を持つ『ラジエルの書』の作者。この本で使われた秘密文字(天使のアルファベット)が今なお魔術や錬金術で用いられているらしい。
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