聞こえるだろうか、我の意思が?
ここに「人間」が来ることなどないと思っていたが…迷い込んだのか?
ふむ。我を見ても平然としているか。おぬしは変わり者なのだな。
翼を痛めているならば、暫くの滞在の許可を「義母(はは)」に聞いて来よう。「義母(ドラゴン)」は弱い者いじめはせぬ。傷が癒えるまでは、ここに置いてくれよう。
帰る時は、他の「人間」に気付かれぬよう、十分に気を付けるが良い。理由など…わざわざ我が言わずとも分かるだろう?
惑いの森、と呼ばれているらしいな、ここは。忌み子の住まう不浄の地にいたと知れたら、おぬしもただでは済むまいよ。
……ん?何故、声を出さないのかと?直接頭に語りかけるのかだと?
それが一番効率的で、誰にでも意思を伝えられる手段だと、「義母」や精霊たちが教えてくれた。
「人間」たちは、地域によって「言葉」が違うから、非効率的なのだと聞いたよ。我は、ここの近くの言葉なら聞き取れるが、声を出してみた事はないから喋れるかどうかは分からないな。
そういえば、「人間」で我の意思を聞ける者は初めて見た。おぬし、やはり相当変わっているぞ。
少し話し過ぎたようだな。「義母」に挨拶に行くか。
ついてくるが良い。案内しよう。
取り敢えず、今まで描いた中で「一番幼い」リュージュです。
もう一度言います。リピカじゃありません。リュージュです。一応大切な事だから二回i(ry
リピカと幼い頃のリュージュとの鑑別点は、翼の色ですね。黒かったらリピカで、白かったらリュージュです。正直、それ以外の部分は設定上も差がありません←
なお、このリュージュがいる「世界」において、「人間」とは翼を背負い、空に暮らすものです。
彼等はかつて大地を人間が住めぬまでに穢し過ぎ、空に避難しました。故に「人間」にとって大地とは「穢れた不浄の地」、近付いてはならない場所になったのです。
リュージュは元々白子で、色素が薄い為に強い光には弱く、長時間上空に居る事はできませんでした。また、赤い瞳を持つ事から「忌み子」と蔑まれ、社会的にも見捨てられた存在で、地上の森に暮らしていました。これはその頃のリュージュを書いたものです。
追記:マウス描きはやっぱりきつい… orz
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